なんげえはなしっこしかへがな

 おばあさんが子ども達に語る「果てなし話」。いつまでも繰り返していたくなる調子の良さと、ことば自体のおもしろさ、「十年と九十三日」などと終わるのも、語られる話ならではの楽しさである。絵も良い。日本の自然がはっとする美しさで描かれている。