ひみつのポスト

 ルイーにとってたったひとりの友達であるグレンダが引っ越してしまうことになった。
 本と図書館が大好きなルイーは、貸出用のブックポケットに手紙を忍ばせてグレンダと文通することを思いつく。母親はルイーを理解してくれないし、グレンダも返事をくれないのだが、ルイーは、ジェーンという眼鏡の女の子に出会い、物語は新たな方向へと展開する。
 読者は友情のぬくもりと、推理小説のおもしろさを、同時に味わうことができる。