おふろでちゃぷちゃぷ

 タオルと石けんを持ったアヒルさんに誘われて、大急ぎでセーターとズボンをぬぎ、はだかんぼになっておふろにとんでゆく子。
 ――おふろでちゃぷちゃぷ、せっけんぶくぶく、あひるといっしょ、おふろ、ぼく、だーいすき――
 岩崎ちひろの絵は明るく、松谷みよこのことばもリズミカルで、この本を読んでやるために、子どもをおふろにいれたくなるだろう。「はやくはやく」とせかすあひるさんと「まってまって」と急ぐ子どもとのやりとりも楽しい。