ブリジンガメンの魔法の宝石

 夏休みもそろそろ終わり。勉強を放り出して読書三昧にふけった子もいるだろう。アラン・ガーナーのこの四冊のシリーズは、いずれも民話や神話を土台にして書かれており、読む人をその世界に引き込まずにはおかない。ゆうれいもちょっと出てくるし、夏休みにはちょうどいい。
 ガーナーの原文は、英語を外国語とする人々にはいささか難解だが、泉鏡花の作品と同様、その癖のある文章は独特な雰囲気をかもしだす。英語に浸っている海外の生活の中で、ぜひ原文と読み比べてほしい。
 お母様方は日本語訳を先に、お子様方は原書を先に、どうぞ。

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