川をはさんでおおさわぎ

 ウインロックの村人達は、一本の川を挟んで、一見のどかそうな毎日を送っていたが、実は、寄ると触るとケンカが絶えず、何ともにぎやかな生活だった。
 ある大嵐の晩、橋が流れ、川の両側の村人達をつないでいた、たった一つのつながりが切れてしまった。
 村人は「これで、けんかがなくなる」とばかり橋を直さなかった。ところが......。
 リズミカルな文章と、シンプルでぬくもりのある絵が、幼い読者の心をとらえ、何度も読み返したくなる。

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