聖書―Color Bible (1)

 クリスチャン以外の人にとっては多少難解な『聖書』を、分かりやすく劇画にした読み物である。ただ劇画ということばからくる"どぎつい"または"マンガ的"な雰囲気はなく、絵物語のような趣がある。
『ノアの箱舟』『バベルの塔』といったお馴染みの物語も、絵が話の詳細まで語ってくれていておもしろい。
 しかしこの本は、あくまでも聖書のガイドブックであって『聖書』そのものではない。旅行案内だけ読んで行ったつもりになるのではなく、やはり『聖書』は一度は読むべき本である。

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