猫好きの作者と猫好きのイラストレーターが作った本。貰われてきた仔猫のヤーコプが大人になるまでを三冊に描いている。漱石の猫は著者を「御主人」と呼ぶが、ヤーコプは「あいつ」と呼んで、生意気にも躾をしたり、面倒をみてやっているつもりになっている。
訳が大人向きで洒落ているが、子どもにも子どもなりに面白い。文字ぬきで絵を追っても話が分かり、猫の表情をよく捉えているので、自分も一緒にヤーコプを飼っているような気になる。
月刊誌『海外子女教育』の連載「子どもの本棚」を集積したものです。他に、同誌に掲載された投稿、取材原稿、特集記事なども、挿入されています。「子どもの本棚」は、海外に住む日本の子ども達のために、特に注意して選ばれた児童書の推薦欄です。これから海外に赴任する方、海外の子どもに本を送る立場にある方に、読んでいだだけたらお役に立てると思います。
猫好きの作者と猫好きのイラストレーターが作った本。貰われてきた仔猫のヤーコプが大人になるまでを三冊に描いている。漱石の猫は著者を「御主人」と呼ぶが、ヤーコプは「あいつ」と呼んで、生意気にも躾をしたり、面倒をみてやっているつもりになっている。
訳が大人向きで洒落ているが、子どもにも子どもなりに面白い。文字ぬきで絵を追っても話が分かり、猫の表情をよく捉えているので、自分も一緒にヤーコプを飼っているような気になる。