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1988年06月

 諸外国、という言い方はさすがに近頃聞かれなくなったが、欧米、という言葉はまだ頻繁に遣われている。欧米に住めば分かるように米国とヨーロッパでは、まるで敵味方のように文化が異なっている。  同じ国内でさえ都市によって個性があり、例えば京都の人は英国人気質だし、東京は米国的である。豪州を訪れたら、キャンベラは筑波学園都市に似ていた。真の国際感覚とは、異文化を知り、その違いを認め合うことではないだろうか。

どこにいるかわかる?―アジア・太平洋の子どもたちのたのしい一日

 この本は、ユネスコ・アジア文化センターが企画し、アジア太平洋地域のユネスコ加盟国が共同で作った本で、ページごとに違う国のイラストレーターが自分の国の祭の風景を描いている。
 絵の左側に大きく描かれている子どもを、祭の風景の中から見つけよう、という趣向なので、文字が読めなくても楽しめる。つまり、日本語の読めない外国の子どもと共に、頬を寄せ合って読める「国際絵本」なのである。

どこにいるかわかる?―アジア・太平洋の子どもたちのたのしい一日