| メイン |

1988年01月

 日本語は美しい。身についた母国語だというばかりでなく、日本的な感覚を思い通りに表現できる。英語も仏語も美しい。  が、ことばの響きが最も美しいのは、その国の人が自分の心で語る時である。翻訳の難しさはここにある。異質な文化を自分のことばで語らなければならぬからである。帰国児の日本語が不自然になりやすいのも無理からぬことだが、いわゆる翻訳調の本は避け、良い本を美しい母国語で読み聞かせてやりたい。