この本は、“ジョニーのかぞえうた”“アメリカワニです、こんにちは”“チキンスープ・ライス入り”“ピエールとライオン”という4冊が1セットになっていて、アルファベットについてなど本ごとに違っている。大きさは手のひらに入るぐらいの小さな絵本なので、子どもと約束している寝る前の読み聞かせにちょうど良い長さ。そして小さな子どもでも2、3度聞けば、今度はお母さんに読んであげられるに違いない。
「恋愛」の項に「この項だけは、数学とはなんの関係もない」と書いてあるところを見ると、他の項は何か関係があるわけだが、とにかく1ページに1項、数学に関することばが「三角形」から「双曲線関数」まで、さし絵つきで楽しく解説されている。 こういう絵と文章だけで示されると、数字を扱うだけが数学ではないと言う事実や、数学の発想の幅広さに改めて感動し、日ごろの学校の授業や教科書から抱きがちな難解で堅苦しいという印象が取り払われる。 ちなみに「えんま帳」の項には通知表の絵が描かれて、「数字は書いてあるけれど、数学からはいちばん遠いしろもの」とあった。数学への偏見を取り除き、興味をかきたてる一冊である。
世界各地の500を超えるなぞなぞとなぞなぞ風の詩や物語が収録されている。 次のページにあるなぞなぞの答を見ると、なるほどそうかと納得するものがあるかと思えば、「えっ?」と考えさせられるもの――例えば、葉っぱの上のうんこ、その上にまた葉っぱ(西アフリカ、ヨルバ族)の答えは、「天と地のあいだに住む人々」――など、たくさんある。答を考えているうちにそれらが作られた遠いアフリカの砂漠やアジアの山々、ヨーロッパの平原、そして日本の各地に住む人達の生活の様子が想像されてくる。こうしてみると、なぞなぞは世界共通の遊びの一つであることが分かる。 あまり深く考え込むよりも、理屈ぬきで家族みんなでなぞなぞを出し合って楽しむ本である。なぞなぞを作った人達がそうしてきたように。
朝日新聞に連載されている「折々のうた」をまとめたもの。少し難しいかと思われるが、一日一句ずつ、毎日読み続けていく姿勢を子どもに持たせたい。親しみやすい文章が、日本のうたへの興味を起こさせるだろう。
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