« ねこのグルメとまほうつかい (こくどしゃのおはなしぶんこ) | 1988年04月 | ぼくらのきょうしつジャングルだ (新日本えほんのひろば) »
昔、貧乏な王子が皇帝の王女を好きになり、貴重な二つの贈り物を添えて結婚を申し込んだ。それは、人の心を安らかにするバラの花と、世界中の音楽を我が物にするナイチンゲールだったが、王女にはその価値が分からず、結婚を断ってしまう。 そこで王子は豚飼いに身をやつし、次々とおもしろい細工物を作った。王女は、それがほしくてならない。が……。 語りかけるように書かれた文章は小さな子にも分かりやすく、こまやかに描かれた絵が、子どもの心を物語の世界に連れてゆくことだろう。