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海外にいて日本を、日本の文化を、評価するのは難しい。
同じ発言でも増幅されて受け取られるからである。母国を客観的に見られる優位さがあるが、愛国心は身贔屓に変じがちだし、逆に感情的に必要以上に批判的になったりもする。だからといって母国を振り返るこの良きチャンスを無にしてもらっては、なお困る。
冷静で客観的な情報を多方面から仕入れ、じっくり腰をすえて、子ども達に語ってやりたいものである。
真夜中に目を覚ましたエドワードとエリザベスは、部屋に誰かいることに気づく。
さあ、誰だろう。
二人は恐ろしさに身を縮め、足の指さえ動かさないようにして、一晩中息をひそめていた。部屋にいるのは泥棒だと思い込んでいるふたりの恐怖心が伝わってくる。
これは、小さな子ども達のスリルとサスペンスの絵本。
三年生の則安は毎日、日記をつけている。ある日お母さんに盗み読みされたのを知って、でたらめな「あしたの日記」を書いてお母さんをおどろかそうと思いつく。
「トイレにへびがいた」とか「えんぴつをてんぷらにして食べた」と書いた次の日、そのとおりになってしまっても日記を読んだお母さんがわざとやっているのだと思い込んでいた。ところが「はれときどきぶた」と書いた翌日、本当にぶたが振ってきそうになったからさあ大変。
この奇想天外な物語は、爆発的な売れゆきを示しているが、ぶたが降るという発送がユニークでおもしろい。矢玉四郎の漫画風の絵は、その太い線と大きな目で、物語をより暖かいものにしている。
なおこの本の英語版が、“Fair, Then Partly Piggy”のタイトルで、同じく岩崎書店から出ている。