1986年12月

サンタクロースがすねちゃった
ある日、新聞の見出しに大きく“サンタクロースは、いない”と書かれてから、町中この話で持ちきり。大人はもとより、子ども達の落胆ぶりはたいへんなもの。
一方、コックをしているサンタクロースが、魚を包んであった新聞でこのことを知って、サンタクロース達の間でも騒ぎが始まる。
サンタクロースの存在を信じている子ども達には、心外な始まり方だが、会議を開いたり、そろってバカンスにでかけたりするサンタクロース達を見ていると、とても身近に感じられ、クリスマスイブにはきっと会えるような気がしてくる。
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Die Weihnachtsmaennerクリスマスソングブック〈1〉
海外で迎えるクリスマスは子ども達にとってことのほか印象深いものである。この本には、クリスマスカードが届き始めるころに、あちらこちらから聞こえてくるお馴染みの歌や、家族揃って歌いたい歌が、日本語・英語両方の歌詞と共に載っている。
すべて楽譜とコードがついているので、それぞれ得意な楽器を使ってのファミリーコンサートを楽しむのも良いだろう。
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クリスマスソングブック IIサンタクロースの部屋―子どもと本をめぐって
サンタクロースと言っても、これはクリスマスの本ではない。かつてサンタクロースを信じていた子ども、そして信じたからこそ存在したサンタクロースの部屋。目に見えないものを信じることの大切さをサンタクロースの部屋に象徴して、この本は語っている。その意味ではこの本は大人がクリスマスシーズンに読むべき本で、子どもへのプレゼント用の本を選ぶ前に、父親と母親にじっくり読んでおいてほしい一冊である。
外国の母親が子どもに本から学び取ってほしいと願うのは、まずユーモアのセンスであると著者は言う。既成観念にとらわれず、異なった観点からものごとをとらえる頭の柔軟さや、少々痛めつけられても跳ね返す強靭な精神、自分の愚かさも含めて人間性を暖かく包む豊かなユーモアのセンスこそ、今の日本の子どもに一番必要なものかもしれない。



