国際児童文庫協会の小林悠紀子が子ども達に薦める630冊の本

月刊誌『海外子女教育』の連載「子どもの本棚」を集積したものです。他に、同誌に掲載された投稿、取材原稿、特集記事なども、挿入されています。「子どもの本棚」は、海外に住む日本の子ども達のために、特に注意して選ばれた児童書の推薦欄です。これから海外に赴任する方、海外の子どもに本を送る立場にある方に、読んでいだだけたらお役に立てると思います。

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かくれぼっちであそぼ

 夏休みに田舎のおばあちゃんの家を訪れたまりちゃんは、庭にあるお稲荷さんの祠から古い鍵を見つける。その鍵で開いた古い引出しには、昔のおもちゃがいっぱい。中に入っていたリボンをつけると昔の子ども達が現れて、まりちゃんと遊び始める。
 おはじきから手まりの柄に至るまでの作者の細かい心遣いや、初めははにらんでいた掛け軸の魚の目が、まりちゃんが帰るころには笑っているなど、ページごとの絵が楽しい。文章にも漢字を多く使い、ふりがなをふっているのが良い。ただし一番最後の行の「いまからわくわくしていました」は「います」の誤り。

かくれぼっちであそぼ

(ASIN: 4772100849)
真島 節子  ¥ 1,260
こぐま社

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