にわのわに
これは“たけやぶやけた”のように上から読んでも下から読んでも同じになる文章(回文)を集めた絵本だが、作者の考えた回文の一つ一つが、何ともほほえましい。
“まんとひひとんま”“ねつきいいきつね”“にわのわに”など、作者自身の絵ともども、親子で楽しめる。
同じことばあそびの絵本シリーズの『わにがわになる』といっしょに、ぜひそろえたい。
わにがわになる
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おとなが漫画を気にしている間に、コンピューターゲームを文字化したアドベンチャー・ゲーム・ブックとやらが現れた。サイコロで武器を選び、冒険か平安かを選んで、自分の選択で物語を進めるこのゲームは、やはり一種の本であり文学なのだろうか。
それならば、優れた児童文学作家のコンピューターゲーム分野への積極的な参加がほしい。まがいもののメルヘンが、子どもをお話嫌いにしてしまわないうちに……。
これは“たけやぶやけた”のように上から読んでも下から読んでも同じになる文章(回文)を集めた絵本だが、作者の考えた回文の一つ一つが、何ともほほえましい。
“まんとひひとんま”“ねつきいいきつね”“にわのわに”など、作者自身の絵ともども、親子で楽しめる。
同じことばあそびの絵本シリーズの『わにがわになる』といっしょに、ぜひそろえたい。
これは小・中学生から大学生まで、年齢に応じてさまざまな形で演じられそうな戯曲である。
作物の不作を恐れた男が、毎年の豊作を条件に、地の精ゴッゴローリに生まれてくる娘をやると約束してしまう。美しく成長して恋人もできた娘を見ると胸が痛むのだが……というありふれた設定でありながら、意外な展開を見せる。古くから伝わるドイツの民話である。
日本語訳のことばも平易で詩のようなセリフが多いので、日本語習得を兼ねて、海外の子ども達に上演させるのにも最適であろう。また朝倉摂の描くキャラクター画にもひかれる。
なお作者のミヒャエル・エンデは、今年八月に行われる国際児童図書評議会(IBBY)東京大会に、講演者として来日が予定されている。