国際児童文庫協会の小林悠紀子が子ども達に薦める630冊の本

月刊誌『海外子女教育』の連載「子どもの本棚」を集積したものです。他に、同誌に掲載された投稿、取材原稿、特集記事なども、挿入されています。「子どもの本棚」は、海外に住む日本の子ども達のために、特に注意して選ばれた児童書の推薦欄です。これから海外に赴任する方、海外の子どもに本を送る立場にある方に、読んでいだだけたらお役に立てると思います。

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霧のむこうのふしぎな町 新装版 (講談社文庫)

 六年生のリナは父親の薦めで“霧の谷”という東北地方の小さな町にやってきた。そこには変わった人ばかり住んでいて、生活費分ぐらいは自分で稼がなければいけないと言われる。学校と塾の往復だけで母親の手伝いもしなかったリナは「仕事なんてできません」とベソをかくが、意地悪なピコットばあさんは、さっさとリナの仕事先を決めてしまう。本屋、骨とう屋、おもちゃ屋と一生懸命手伝ううちに町のみんなと仲良しになり、ピコットばあさんもどうやら本当はリナが気に入ったようで、別れの時、もう一度この町に迎えてくれるという約束のカサを荷物にしのばせてくれる。
 ヨーロッパによくある小さな町を日本の田舎に設定して、読者を幻想の世界に誘い込む。

霧のむこうのふしぎな町 新装版 (講談社文庫)

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柏葉 幸子  ¥ 420
講談社

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