国際児童文庫協会の小林悠紀子が子ども達に薦める630冊の本

月刊誌『海外子女教育』の連載「子どもの本棚」を集積したものです。他に、同誌に掲載された投稿、取材原稿、特集記事なども、挿入されています。「子どもの本棚」は、海外に住む日本の子ども達のために、特に注意して選ばれた児童書の推薦欄です。これから海外に赴任する方、海外の子どもに本を送る立場にある方に、読んでいだだけたらお役に立てると思います。

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子ども達に薦める630冊の本

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1985年08月 1985年09月 1985年10月




どうしてカはみみのそばでぶんぶんいうの?―西アフリカ民話より (ほるぷ海外秀作絵本)

 カ(蚊)が嘘をついたものだから、イグアナはばだみんばだみん、ニシキヘビはわさうすわさうすと、森は大騒ぎ。そしてサルが誤ってフクロウを殺してしまったので、森は夜が明けなくなる。そこで王様ライオンが動物会議を開いて調べてみると――というストーリー。
 次々と現れる動物達の擬声語が楽しい。擬声語は原文の英語をそのままカナにしているが、英文のほうが全体にリズミカルなので、英語版もぜひ手に入れて読んでほしい。絵のよさでも話題になった本。

どうしてカはみみのそばでぶんぶんいうの?―西アフリカ民話より (ほるぷ海外秀作絵本)

(ASIN: 4593500192)
ヴェルナ アールデマ  ¥ 1,890
ほるぷ出版

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Why Mosquitoes Buzz in People's Ears



魔女の宅急便 (福音館文庫 物語)

 人間の父親と魔女の母親から生まれたキキは、十三歳になった時、魔女になる決心をする。空飛ぶホウキと一匹の黒猫を連れて親元を離れ、それまで魔女のいなかった町に住み着くのだが、町の人に魔女だと言うことを理解してもらうまでが大変。しかし親切なパン屋さんの助けで宅急便屋さんを始め、少しずつお客さんが増えていく。
 現代にはもういないはずの魔女だが、こんな魔女なら一人ぐらい自分の身近にいるのではないかと思えてくる。
 同い年の女の子のラブレターをついのぞいてしまったキキが、思い出しながら書く詩“どうしても かくれんぼ”が素晴らしい。

魔女の宅急便 (福音館文庫 物語)

(ASIN: 4834018121)
角野 栄子  ¥ 735
福音館書店 / 在庫あり。

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魔女の宅急便 [DVD]
魔女の宅急便 4巻セット



思春期内科 (NHKブックス 263)

 自殺、登校拒否、家庭内暴力、拒食症など、中学生から高校生にかけての子どもの悩みは尽きない。こういった大きな問題から、初潮、自慰、便秘と言った身近な事柄まで、思春期内科として一貫した視点でとらえ、その症状と対応について医学的に冷静に述べられている。
 読み物としてとらえると中学生には多少難しいが、自分の悩みの項を拾い読みするだけでも十分役に立つことだろう。親や先生にはぜひ一読を薦めたい。思春期の子を持つ家庭に、さりげなく備えておきたい1冊である。

思春期内科 (NHKブックス 263)

(ASIN: 4140012633)
森 崇  ¥ 877
NHK出版




名前といわれ野の草花図鑑 1

 日本の草花の名が、歴史や昔の生活用品にちなんでつけられていることが一見して分かる写真が添えられており、なるほどと納得させられる。

名前といわれ野の草花図鑑 1

(ASIN: 4035290203)
杉村 昇  ¥ 1,470
偕成社

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