« はなさかじじい (新装版日本のむかし話) | 1985年05月 | ぼくは王さま (新・名作の愛蔵版) »
この本にはほとんど文字がない。字のない絵本のページをくりながら、子どもはちゃんと物語を作ってゆく。 オニになった小さい子が、誰もつかまえられずにベソをかいているのを見た鬼の子が、「おにさんこちら」とわざと飛び出していってつかまってやる、というストーリー。絵を見ながら子どもがつぶやくに違いない一言を、母親はそっと書きとめておくのもいいだろう。 シリーズとして同じ作者の『もういいかい』『かげふみ』があり、いずれもほんのりと暖かい絵本である。